CM関節症
症状別2023.12.11
CM関節症
✔手を使う動作が痛い
✔親指の付け根が痛い
✔物をつまむのが痛い
CM関節とは親指の付け根の関節で、物をつまんだり握ったりするときにその部位に痛みを感じることがあります。 例えばドアノブを回す、ホチキスを使うといった動作で手首に近い親指の付け根に違和感が生じ、徐々に痛みは強くなるという症状です。
これは、母指CM関節の軟骨がすり減り、関節の滑膜に炎症が起きることで生じており、進行すると、骨と骨が軟骨を介さず直接当たってしまい、痛みが強くなります。
手の使い過ぎや加齢が主な原因とされていますが、女性の場合、最近ではホルモンバランスの変化も関係すると考えられています。
関節の軟骨がすり減ると、関節を包む袋(関節包)の内側にある滑膜(かつまく)にはがれた軟骨のかけらが散り、滑膜の炎症や腫れを起こし痛みの原因となります。
女性ホルモンのエストロゲンは滑膜の炎症や腫れを抑えると言われ、更年期にエストロゲンが急激に減少することで手指のさまざまな痛みを発症すると言われています。このため更年期が過ぎると症状が落ち着く人もいます。
男性では力仕事やけがが原因となることが多いと考えられています。
まずは安静にすることが一番です。
母指CM関節は普段の生活でよく使うためテーピングや固定装具(サポーター)などを使い、なるべく負担をかけないようにします。休ませることで炎症が治まり、痛みが落ち着きます。
また、まわりの筋肉が緊張しているとCM関節にかかってくる負担も大きくなるので、周りの筋肉を緩めることで関節にかかっている負担を軽減させることができます。
他にも関節の可動域や関節の正しい動きをつけていくことでも負担を減らせます。
当院でも治療をすることができますので、お困りの方はご連絡ください。