足関節捻挫
✔階段やスポーツしているときに足首を捻った
✔歩いたら足首が痛い
✔足首の痛みや不安定感がある
✔足首の捻挫を繰り返す
・足関節の構造
足関節には距腿関節、距骨下関節の2つの主要な関節があり、これらの関節を安定させるための靭帯が複数あります。足関節捻挫で最も損傷されやすい靭帯は前距腓靭帯、踵腓靭帯です。この外側の2つの靭帯は足関節のうち返しを制御しているため特に損傷を受けやすくなっています。
・種類
内反捻挫
足関節を内側に捻ることで発生します。
足関節捻挫の大半は内反捻挫で、前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靭帯を痛めることが多く外くるぶしの前や下に痛みがあり腫れも出てきます。
外反捻挫
三角靭帯を痛めることが多いが頻度としては非常に少ないです。
・分類
靭帯の損傷の程度によって
1度:靭帯が伸びる程度の損傷
2度:靭帯の一部が切れるもの(部分断裂)
3度:靭帯が完全に切れるもの(完全断裂)
患部の腫れ、熱感、痛みに加え重度になると、可動域制限や不安定性などもみられ歩行困難になってきます。
2度、3度になってくると皮下出血もみられます
・足関節捻挫の応急処置
・足関節捻挫の応急処置
捻挫を早く治すには応急処置と適切な判断が必要になってきます。
捻挫だと思っていたのに骨折していたとか、たぶんすぐよくなるだろうと思っていても全然よくならないとかがないようにしていきましょう。
POLICE処置が良いと言われています。
P(Plotectinon)保護
O(Optimal Loading) 適切な負荷
Ⅰ(Ice) 冷却
C(Compression) 圧迫
E(Elevation) 挙上
・ストレステスト
前方引き出しテスト
アキレス腱と踵骨を押さえて、前方・後方へ引き出します。
前距腓靭帯、踵腓靭帯のゆるみがあれば動揺性を確認できます。
内反ストレステスト
脛骨前方と踵骨をもって内反を誘導します。
前距腓靭帯、踵腓靭帯のゆるみがあれば動揺性を確認できます。
・あそびゴコロでの施術
発生原因などをきちんと聴取し、徒手検査を行いどこの靭帯を痛めているのかを鑑別します。急性期では電療やアイシングなどを行い、手技療法を行います。
負担のかかりやすい患肢の筋肉のマッサージや足関節のアライメント調整を行います。
また捻挫の程度に応じてテーピング固定を行います。
しっかり対応させて頂きますので、足関節捻挫をした際はあそゴコロを頼ってください。