腱鞘炎(ドゥケルバン病)
症状別2023.02.10
✔ものを持ち上げると手首の親指側に痛みがある
✔雑巾などを絞る動作で手首の親指側に痛みがある
✔手をひねる動作をすると手首の親指側に痛みがある
ドケルバン病(de Quervain病)は、手首の腱鞘炎(=腱周囲の炎症)の1つです。特に手首の親指側の腱鞘炎になります。
他の腱鞘炎(ばね指など)を併発することがあります。
以下の方に生じやすいと言われています。
妊娠時・産後の女性
更年期以降の女性
手仕事・手作業の多い方
典型的な症状の場合には、レントゲンなどの検査はしないことが多いです。
親指を握って、小指側に曲げたときに、手首の親指側に痛みが出る場合はドケルバン病の可能性が高いです(フィンケルシュタインテスト)。
ドケルバン病は手を使う量を減らすことで自然に良くなることもあります。
長い間放置しておくと治りが悪くなることもありますので、痛みが続く場合には、治療を受けることをお勧めします。
また、産後や閉経後の方に多い理由はホルモンバランスが崩れると、腱が肥厚しやすくなり、症状を誘発しやすくなるからです。
腱鞘炎(ドケルバン病)を改善するには
手を使う量を調整出来る方は安静のみで様子を診ていただくこともあります。
痛みが少ない場合はストレッチでゆっくり改善することもできますし、原因となっている筋肉を緩めることで症状を軽減することができます。
当院でもできることはありますので、ぜひご相談ください。