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胸郭出口症候群

症状別2024.11.12

✔手や腕が痺れる

✔手に力が入りにくい

✔手や腕が痛い

 

胸郭出口症候群は、手がしびれたり、腕に力が入りにくくなる神経の病気の一つです。
胸郭出口は首と胸の間にある通路です。脳から伸びる神経が、頸椎から肋骨と鎖骨の間を抜け、脇の下を通って腕に行きます。首から脇の下に抜ける際に神経が圧迫され、症状が出るのが胸郭出口症候群です。
主な圧迫カ所は、首の横の筋肉である斜角筋(しゃかくきん)の間、肋骨と鎖骨の間、脇の下になります。

腕や手がしびれる病気としては、頸椎椎間板ヘルニアなどで頸椎に病変がある場合や、手首の神経が圧迫される手根管症候群、肘の内側で神経が圧迫される肘部管(ちゅうぶかん)症候群などがあり、これらとの鑑別が必要です。

 

 

腕や手のしびれや疼痛、筋力低下がみられます。ゆっくりした経過で出現することが多いです。
姿勢によって症状が変動することがあります。例えば、腕を上げ続けたり、逆に腕を垂らしていたりすると症状が出ることがあります。また、首や肩周囲の疼痛やこりを自覚することがあります。

日常生活で症状が出る姿勢を避けることが重要です。そのためには、どういう姿勢で症状が出るかを理解することが大事です。
猫背が原因となる場合もあり、胸を張って姿勢をよくすることで、改善することもあります。また、運動も効果的です。腕を動かすことで、神経の圧迫が改善する場合があります。

当院でもこういった症状の患者様が多く来院されます。

姿勢を改善し、原因となっている筋肉や歪みを整えることで症状は軽減していきますので、お困りの方はご来院ください。