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野球肩

お知らせ2024.05.10

野球肩

 

ボールを投げたときに痛みがある。

✔少し肩を動かすと痛む

✔スポーツなどで肩を使いすぎた



野球肩は、ボールを投げる動作に伴って肩関節周辺に発生する痛みの総称です。投球障害肩ともいわれます。野球の投手に多くみられる症状ですが、テニスやバレーボール、ハンドボール、やり投げなどの競技でも発症します。

野球肩の原因のほとんどは、肩の使いすぎによるもの。投球動作の繰り返しにより肩関節に過剰なストレスがかかり、炎症や損傷が起きます。投球時の痛みから始まって、悪化すると日常生活で少し肩を動かすだけでも痛みが走るようになります。

投球動作は、肩関節を中心にした動きです。肩関節は、私たちのからだの中で最も可動域が大きく、あらゆる方向へ自由自在に動かせる関節。それゆえに、たくさんの筋肉や靱帯が複雑に組み合わさった、繊細な構造をしています。

オーバーユースや不備のあるフォームで肩関節に過度の負担をかけ続けると、肩周りのインナーマッスルである腱板(けんばん)や、関節唇(かんせつしん)と呼ばれる軟骨に炎症や損傷をきたし、痛みをもたらします。

投球動作中に痛みが生じたら、まずは冷やすなどの応急処置を行い、「練習量や運動強度は適切か」「正しいフォームで投球できているか」「肩甲骨周りの柔軟性は保たれているか」「筋力は低下していないか」をチェックしましょう。

  1. インピンジメント症候群

上腕骨(じょうわんこつ)の先端が肩峰(けんぽう)や烏口突起(うこうとっき)などに衝突して、炎症や損傷を起こす症状です。野球以外にもテニスなど、肩よりも腕を高く上げる動作が繰り返されることで発症します。肩を上げていくときに、ある一定の角度で痛みや引っ掛かりを感じ、それ以上腕を上げられなくなるのが特徴です。

  1. 上腕骨骨端線離開(こったんせんりかい)

成長期の選手に多発する投球障害のため、リトルリーグショルダーとも呼ばれます。成長期の骨は大人に比べて強度が低いため、オーバーユースにより上腕骨の骨端線(成長線)に離開が生じます。主な症状は、投球直後の鋭い痛みです。放っておくと、成長障害が起こる可能性があります。

  1. 腱板損傷

棘上筋(きょくじょうきん)、棘下筋(きょくかきん)、小円筋(しょうえんきん)、肩甲下筋(けんこうかきん)の4つの筋肉の腱の部分が集合したものを腱板といいます。腱板損傷とは、肩関節と腱板が衝突して起こるケガです。過剰な肩の回旋運動によって生じます。痛みで腕が上がらなくなったり、痛みで眠れなくなったりします。

  1. 肩甲上神経損傷

フォロースルーのように腕を振り下ろす動作をしたときに、肩甲上の神経が締め付けられ、痛みやしびれ、疲労感などが生じる障害です。テニスやバレーボールなど、野球以外のスポーツでも起こります。

野球肩を改善するには…

肩関節を休ませます。

肩回りの柔軟性をつけて関節可動域を広げていきます。

肩回りにインナーマッスルをつけて安定させます。

 

当院でも治療できますので、ご来院ください。