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足底腱膜炎

症状別2023.11.01

✔ランニングやジャンプなどの踏み込む動作が多いスポーツをしている人

✔ふくらはぎの筋肉やアキレス腱の柔軟性が低下している人

✔扁平足もしくは土踏まずが高すぎる人

✔クッション性の低い靴を使っている人

 

足底腱膜とは?

 

足底には、かかとの骨から足の指の付け根にかけて、強靱な繊維状の組織である腱が膜のように広がっています。これが足底腱膜です。

足底腱膜は足底の土踏まずを保持して、歩行やランニングによる衝撃を吸収する役割があります。さらに、その吸収した力を蹴り出しのエネルギーとして有効活用する巻き上げ機構にも関与しています。

そのため足底腱膜の働きが悪くなると、足底が地面に着地するときの衝撃吸収や蹴り出す力のバランスが崩れて、走りにくさや歩きにくさを感じます。

 

足底腱膜炎になぜなるのか

 

ランニングやジャンプ動作などで、荷重による衝撃と強く引っ張られる力の両方が繰り返されると、足底腱膜に大きな負荷が集中して、小さな断裂や炎症が起こりやすくなります。

足底腱膜炎にかかる牽引力と圧迫力

足底腱膜炎を誘発する要因としては、スポーツによるオーバーユースをはじめ、長時間の歩行や立ち仕事、不適切なシューズの使用、硬い路面でのトレーニング、足の筋力不足や柔軟性の低下、足の形の変形などが挙げられます。

とくに外反母趾は、足底腱膜炎と同じく、足のアーチ構造の崩れによって生じます。縦アーチが崩れる足底腱膜炎に対して、外反母趾では横アーチが崩れてしまっている状態です。外反母趾で横アーチを保持できなくなると、だんだん縦アーチも低下して足底腱膜炎を併発する場合があります。

足裏のアーチはクッションとして重要な役割を果たしている

足底腱膜炎を改善するためには・・・

 

・足の筋肉と柔軟性を高める

 

足の筋力や柔軟性が低下すると、足底腱膜に強い牽引力がかかり、炎症を起こしやすくなります。足底やふくらはぎの筋肉のストレッチやトレーニングをとりいれ、筋力と柔軟性アップを目指しましょう。

 

・クッション性のあるシューズを選ぶ

 

かかとが薄すぎるシューズは、着地時の衝撃が足にダイレクトに伝わります。大切な足を守るため、衝撃を吸収するクッション性に優れたシューズを選びましょう。扁平足やハイアーチなど、アーチに変形がある人は、インソールの使用が効果的です。

 

・テーピングをする

 

足底のアーチ構造が崩れると、地面からの衝撃をうまく吸収できなくなるので、足底腱膜炎になりやすい傾向があります。テーピングでアーチを作ることで、クッション機能をサポートする効果が期待できます。

 

足底に痛みがでたら、まずは安静に。

運動を控えて、アキレス腱や足底腱膜のストレッチをしましょう。

足の形に合ったシューズを履いたり、インソールを装着したりするのも有効な手立てです。

 

足関節の動きをつけて、アライメントを整えるために関節や筋肉を緩めて動かしていくことが大切です。

当院でも改善することが可能になりますので、お困りの方は一度ご相談ください!